
CapCutでBGMを編集する際は、ナレーションよりもBGMの音量を6〜10dB程度下げるのが基本の目安です。最終的には実際に再生して耳で聞き取りやすさを確認しましょう。
動画にBGMを加えると全体の雰囲気がぐっと良くなりますが、その一方で「ナレーションの声が聞き取りにくい」という悩みを抱える編集者は少なくありません。BGMの音量設定は、動画のクオリティを大きく左右する要素のひとつです。
CapCutは直感的に使える編集ソフトとして人気ですが、音量バランスの整え方に迷う方も多いようです。この記事では、CapCutを例にしながら、BGMとナレーションの音量バランスを整える考え方と具体的なコツを解説します。
動画編集のBGM音量はどれくらい下げるべき?

ナレーションよりもBGMを一回り小さく感じる程度まで下げるのが基本です。
音量バランス 早見表
- ●ナレーションの基準音量聞き取りやすい大きさ
- ●ナレーションがある場面のBGMナレーションより6〜10dB下げる
- ●ナレーションがない場面のBGM通常の音量に戻してOK
- ●体感の目安BGMが後ろに退いて聞こえる程度
なぜBGMの音量を下げる必要があるのか?

BGMが大きすぎると、視聴者の意識が音楽に向き、伝えたい内容が届きにくくなるためです。
人の耳は、複数の音が同時に鳴っていると、大きい方の音や特徴的な音に意識を奪われやすい性質があります。BGMがナレーションと同程度、あるいはそれ以上の音量で鳴っていると、視聴者は無意識のうちに音楽の方に注意を向けてしまいます。
特にセミナー動画や商品説明、インタビューなど、情報を正確に伝えたい動画では、この差がそのまま視聴者の理解度に影響します。
動画の主役。常にはっきり聞き取れる音量を維持する。
あくまで脇役。ナレーションの邪魔をしない音量に抑える。
CapCutでBGMの音量を下げる基本的な考え方は?

CapCutでは音声クリップごとに音量調整機能が用意されており、BGMのクリップを選んでレベルを下げるのが基本の流れです。
タイムライン上のBGMクリップを選択すると、音量を数値やスライダーで調整できる機能にアクセスできます。まずはナレーションを基準の音量に整え、その後でBGMを聞こえる程度まで下げていくと、バランスを取りやすくなります。
機能の名称や配置はアップデートで変わることがあります。まずは自分の環境で音量調整の項目がどこにあるかを実際に触って確認しておきましょう。
音量キーフレームで自然な音量変化を作るには?

キーフレーム機能を使うと、シーンの切り替わりに合わせてBGMの音量をなめらかに上げ下げできます。
ナレーションが始まる直前でBGMの音量を少し下げ、ナレーションが終わったタイミングで元の音量に戻す、といった変化をキーフレームで作ると、不自然な音量差を感じさせずに済みます。
一気に音量を切り替えるのではなく、数秒かけて緩やかに変化させることが、聞き心地の良い仕上がりにつながります。
オーディオダッキングという考え方はCapCutでどう活かせる?

ダッキングとは、ナレーションが入る瞬間だけBGMを自動的に小さくする音声処理の考え方です。
専用の自動機能がなくても、前述のキーフレームを使えば同じ効果を手動で再現できます。ナレーションの波形を見ながら、声が入る部分だけBGMの音量を下げるポイントを作っていくイメージです。
BGMは「聞かせる」ものではなく、ナレーションを「支える」もの。この意識が音量調整の軸になります。
BGM音量調整でよくある失敗は?

BGMの音量が大きすぎることに加え、途中で音量が急に変化してしまうのもよくある失敗です。
編集画面のスピーカーで確認しただけで満足し、実際にスマートフォンなど別の環境で再生すると聞き取りにくい、というケースもよくあります。複数の再生環境で確認することも忘れないようにしましょう。
BGM音量チェックリスト
- ✓ナレーションが常にはっきり聞き取れるか
- ✓音量の切り替わりが急すぎないか
- ✓スマホなど別の環境でも確認したか
よくある質問
Q. BGMの音量に決まった正解の数値はありますか?
A. 再生環境やBGMの曲調によって聞こえ方が変わるため、目安を基準にしつつ実際に耳で確認しながら微調整するのが望ましいです。
Q. ナレーションがない場面でもBGMを下げるべきですか?
A. ナレーションがない場面では、通常の音量に戻して問題ありません。BGM本来の雰囲気づくりの役割を発揮させましょう。
Q. CapCut以外のソフトでも同じ考え方は使えますか?
A. はい。キーフレームやダッキングの考え方は多くの編集ソフトに共通する基本原則ですので、そのまま応用できます。
まとめ
BGMはナレーションより控えめな音量に整えることで、動画全体の伝わりやすさが大きく変わります。
ムビ楽では、音質面も含めた実践的な編集レクチャーを行っています。