Bロールの使い方は?補足映像の撮り方と編集での活かし方

    Bロールの使い方は?補足映像の撮り方と編集での活かし方
    結論

    Bロールとは、インタビューやメイン映像を補足するための素材映像のことで、手元・ディテール・環境・リアクションといったカットを指します。撮影当日にBロールを十分に集めておくことで、ジャンプカットの解消や単調な画面の解消に活かせ、編集の自由度が大きく上がります。

    インタビュー動画や社員紹介動画を編集していると、「同じ人が話し続けているだけの画面」が単調に感じられることがあります。

    この単調さを解消し、見やすく情報量の多い映像に仕上げる鍵になるのが、撮影時に集めておくBロールです。

    目次

    Bロールの撮り方は?現場で押さえておきたい4カテゴリ

    Bロールの撮り方は?現場で押さえておきたい4カテゴリ

    Bロールの撮り方の基本は、「手元」「ディテール」「環境」「リアクション」という4つのカテゴリを意識して、メインカメラとは別に数十カット撮っておくことです。

    Bロール撮影の4カテゴリ

    • 手元:作業する手、書類をめくる手、キーボードを打つ手など
    • ディテール:商品や資料のアップ、ロゴ、看板などのクローズアップ
    • 環境:オフィス全体、外観、廊下を歩く様子などの引きの絵
    • リアクション:うなずき、笑顔、同僚同士の会話といった自然な表情

    この4カテゴリをそれぞれ5〜10カットずつ撮っておくだけでも、編集段階で使える素材の幅が格段に広がります。

    Bロールとは何か、なぜ動画作りに欠かせないのか

    Bロールとは何か、なぜ動画作りに欠かせないのか

    Bロールとは、メインの被写体を映すAロールに対して、それを補足・説明するために挿入する映像素材のことです。

    インタビュー動画であれば「話している人の映像」がAロールにあたり、その人が扱っている資料や作業風景、周囲の環境などがBロールにあたります。

    Bロールがあることで、話の内容を視覚的に補強でき、「何について話しているか」が一目でわかる動画に仕上がります。

    ジャンプカットをBロールでどう解消するか

    ジャンプカットをBロールでどう解消するか

    ジャンプカットは、話している人の映像の上にBロールを重ねる「カットアウェイ」という手法で自然に解消できます。

    インタビューで不要な部分をカットすると、被写体の姿勢や表情が瞬間的に飛んで見える「ジャンプカット」が発生します。この繋ぎ目にBロールを数秒挟むだけで、視聴者には違和感なく話が続いているように見えます。

    Bロールなし

    カット部分で映像が不自然に飛び、視聴者の集中が途切れる。

    Bロールあり

    カット部分をBロールで覆い、話が自然に続いて見える。

    この編集テクニックは特別な技術を必要とせず、Bロールの素材さえあれば誰でも再現できるため、内製化初期でも取り入れやすい方法です。

    ナレーション・インタビュー中にBロールをどう使うか

    ナレーション・インタビュー中にBロールをどう使うか

    ナレーションやインタビュー中は、話の内容と関連するBロールを差し込むことで、映像に情報量と説得力を持たせられます。

    「作業効率が上がりました」という発言に手元の作業風景を重ねる、「チームの雰囲気が良い」という発言に同僚との会話シーンを重ねるなど、言葉と映像を対応させるのが基本の考え方です。

    POINT

    話の内容と無関係なBロールを挟むと、逆に視聴者を混乱させてしまうため、関連性のある映像を選ぶことが大切です。

    同じ話者が長く話し続ける場面ほど、5〜8秒に1回程度Bロールを挟むと、テンポを保ちながら飽きさせない編集になります。

    撮影当日、Bロールはどのタイミングで撮ればいいか

    撮影当日、Bロールはどのタイミングで撮ればいいか

    Bロールは、メインの撮影(インタビューや作業シーン)の前後や合間の時間を使って、まとめて撮っておくのが効率的です。

    セッティングの待ち時間や休憩の合間は、Bロールを撮る絶好のタイミングです。会場に着いたらまず外観や入口を、インタビュー前後には手元や資料のアップを撮る、といった流れを習慣にしましょう。

    1つのカットにつき、実際に使うのは数秒でも5〜10秒は長めに回しておくと、編集で使いやすい部分を選べます。

    Bロールが足りないとどうなるか

    Bロールが足りないとどうなるか

    Bロールが足りないと、編集段階でジャンプカットをごまかせず、間延びした単調な映像になりやすくなります。

    「編集で足りないと気づいても、もう撮り直せない」

    Bロールは撮影が終わってから「やっぱり必要だった」と気づいても、多くの場合その場で撮り直すことはできません。「多いかな」と思うくらい撮っておくくらいがちょうど良い分量です。

    簡単なBロールのショットリストの作り方

    簡単なBロールのショットリストの作り方

    Bロールのショットリストは、4カテゴリ(手元・ディテール・環境・リアクション)ごとに撮りたいカットを3〜5個書き出すだけで十分です。

    ショットリストの例(社員インタビュー動画の場合)

    • オフィスの外観・エントランス
    • デスクで作業する手元のアップ
    • 会議やチームで話している様子
    • PC画面や資料のクローズアップ
    • 廊下や休憩スペースを歩く引きの絵

    このリストを撮影前に紙やスマホにメモしておくだけで、現場で「何を撮ればいいか迷う時間」を大きく減らせます。

    よくある質問

    Q. Bロールの撮り方は具体的に何を意識すればいいですか?

    A. 「手元」「ディテール」「環境」「リアクション」の4カテゴリを意識して、メインカメラとは別に数十カット撮っておくことが基本です。

    Q. Bロールは別のカメラやスマホで撮っても大丈夫ですか?

    A. 問題ありません。画質や色味がメイン映像と大きくずれない範囲であれば、スマホで撮影したBロールも十分活用できます。

    Q. Bロールはどれくらいの量を撮ればいいですか?

    A. 目安として完成動画の尺の3〜5倍程度の素材を撮っておくと、編集時に選択肢に困りにくくなります。

    まとめ

    Bロールを意識的に撮っておくことは、編集の自由度と映像のクオリティを同時に底上げする、内製化における投資対効果の高い習慣です。

    ムビ楽では、Bロールの撮り方・活かし方も含めた実践的な編集レクチャーを行っています。

    動画編集の内製化サポートページを見る →

    目次