インタビュー動画で複数話者の声量差をどう揃える?

    インタビュー動画で複数話者の声量差をどう揃える?
    結論

    複数話者の声量差は、話者ごとに音声トラックを分けて個別に音量調整し、その上でコンプレッサーを軽くかけて均すことで自然に揃えられます。撮影中の距離管理も合わせて意識しましょう。

    インタビュー動画を編集していると、聞き手の声はちょうどいい音量なのに、話し手の声が小さくて聞き取りにくい、あるいはその逆といった声量差に悩まされることがあります。複数人が登場するコンテンツでは、この差が視聴体験を大きく左右します。

    本記事では、なぜインタビューで話者間の声量差が生まれるのか、その原因と、編集段階・収録段階それぞれでできる実践的な対処法を紹介します。

    目次

    インタビュー動画 話者 声量 差はなぜ生まれるのか

    インタビュー動画 話者 声量 差はなぜ生まれるのか

    マイクとの距離、話者の地声の大きさ、使用しているマイクの種類の違いが主な原因です。

    声量差が生まれる主な原因

    • ●マイクとの距離近い/遠いで大きく変化
    • ●話者本人の地声の大きさ個人差が大きい
    • ●使用マイクの種類感度・指向性が異なる

    マイクとの距離はどのくらい声量に影響するのか

    マイクとの距離はどのくらい声量に影響するのか

    わずか数センチの距離の違いでも、体感音量が大きく変わります。

    ピンマイクの位置がずれていたり、身振り手振りが大きい方が話すたびにマイクから顔が離れてしまったりすると、同じ声量でも収録される音の大きさは変わってしまいます。特に対談形式で二人が同じ据え置きマイクを使う場合、椅子の位置関係だけで声量差が生まれることも珍しくありません。

    また、話者ごとに元々の声の大きさや話し方の癖も異なります。一人は落ち着いた小声で話し、もう一人ははっきりと大きな声で話すといった組み合わせは、編集段階での調整が前提になると考えておいた方が現実的です。

    POINT

    声量差は「話し方の個性」でもあるため、完全に均一にするより自然な範囲でそろえる意識が大切です。

    収録段階でできる対策はあるか

    収録段階でできる対策はあるか

    可能であれば話者ごとに個別のマイクを用意し、収録中にレベルを確認しておくと後の編集が格段に楽になります。

    一本のマイクで複数人を収録すると、後から声量差を分離して調整することが難しくなります。話者一人ひとりにピンマイクを装着してもらい、それぞれ別トラックで録音できる環境を整えられれば、編集の自由度が大きく上がります。収録中にヘッドホンで両者の声量バランスをモニタリングし、極端な差があればその場でマイクの感度や位置を調整しておくことも有効です。

    編集段階での具体的な調整方法は?

    編集段階での具体的な調整方法は?

    まず話者ごとのトラックを個別に音量調整し、その後で全体にコンプレッサーをかけて均します。

    トラックが分かれている場合は、話者Aと話者Bそれぞれのトラック全体の音量をまず耳で聞き比べ、大まかなレベルを揃えます。次に、発言の中でも声が大きくなる部分・小さくなる部分がある場合は、軽くコンプレッサーをかけて音量の振れ幅を圧縮すると、聞き取りやすさが安定します。かけすぎると不自然な音質になるため、あくまで「気にならない範囲で均す」程度にとどめるのがコツです。

    声量差の調整は「個別トラックでの音量合わせ」と「軽いコンプレッサー」の二段構えが基本。

    一本のトラックしかない場合はどう対処すればいいか

    一本のトラックしかない場合はどう対処すればいいか

    発言者ごとに区間を分けて、その区間だけ個別に音量を調整する方法が現実的です。

    別トラックでの収録ができなかった場合でも、編集ソフト上で発言の切り替わりごとに区間を分割し、それぞれの区間の音量だけを個別に上げ下げすることである程度は対応できます。手間はかかりますが、聞き取りにくい発言を放置するよりも視聴体験の改善効果は大きい作業です。

    対策前

    聞き手の声は聞き取りやすいが、話し手の声が小さく聞き返したくなる。

    対策後

    両者の声量が近づき、どちらの発言も自然な音量で聞き取れる。

    作業を効率化するためのチェックポイントは?

    作業を効率化するためのチェックポイントは?

    編集に入る前に、話者ごとの音量傾向を把握しておくと調整がスムーズになります。

    編集前の確認チェックリスト

    • ✓話者ごとにトラックが分かれているか確認したか
    • ✓各話者の音量傾向を通しで確認したか
    • ✓コンプレッサーをかけすぎていないか聞き比べたか

    よくある質問

    Q. 声量差は完全にゼロにするべきですか?

    A. 完全に均一にする必要はなく、聞き取りに支障がない範囲でそろえることが目的です。

    Q. コンプレッサーがない環境でもできますか?

    A. コンプレッサーがなくても、区間ごとの音量調整だけでもある程度改善できます。

    Q. 収録中にできる一番簡単な対策は何ですか?

    A. ヘッドホンで収録中にモニタリングすることが、最も手軽で効果的な対策です。

    まとめ

    話者ごとのトラック分離と軽いコンプレッサーで、聞きやすいインタビュー動画に仕上がります。

    ムビ楽では、音質面も含めた実践的な編集レクチャーを行っています。

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